ストレス性腰痛
いわゆる心因性疼痛と言われるものです。
作家の故夏樹静子さんがストレス性腰痛で、その戦いがノンフィクションとして出版されたことから良く知られるようになりました。
一般的に腰痛には次の4種類があるとされています。
1. 骨や筋肉の障害が原因になるもの(器質的な痛み)
2. 神経の障害が原因になるもの(神経痛)
3. 内臓の病気が原因になるもの
4. 精神的ストレスが原因になるもの(非器質的な痛み)
レントゲンやMRTなどで検査し、内臓も調べた上で、腰痛の原因になると推定される明らかなものがない場合には、非器質的な痛みと言われます。
簡単に言えば、痛みの原因がよくわからない、ということですね。
この場合はストレス性腰痛と言われることがあります。
心因性ということですね。
だから、腰が痛いと言っても、行くのは整形外科ではなく、心療内科になります(^^;
ストレスと病気の関係についてはいろいろ言われていますが、まだまだはっきりとしていません。
夏樹さんも最初はストレスが原因と言われたことにかなり強い抵抗を示したものの、あらゆる治療を試みた後、仕方なく入院や絶食などを受け入れ、結果として快方に向かいます。
私自身は、多くの病気は脳の働きが低下することが原因だと考えています。
というのも脳(脳幹)が自律神経系、免疫系、内分泌系をコントロールしているからです。
そして、脳の働きを低下させる要素としてストレスが大きく関連すると思っています。
骨や筋肉、そして内臓に異常がないのに慢性的に腰が痛い人は、ストレス性腰痛を疑ってみませんか?