健康よろず語り

健康情報・健康産業と上手にお付き合いしましょう。

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photo credit: elviskennedy via photopin cc

 

いつも言っていますが、
私たちは自分の体のことについて、多くのことを知りません。

医学が進歩した現在でも、
よく分かっていないことの方がずっと多いのです。

立場が違えば意見も異なる。受け取り方も人それぞれ。

一見合理的に思えることでも、
実はイメージが先行している場合も多く見受けられます。

その一つが、多くの病気は食べ物と深い関係がある、というものです。

栄養学者が、ある病気がある食物に相関関係がある
と仮定をすれば、その仮定に沿ったような統計が導かれ、

その仮定で利益を得るかも知れない人たちの支持を受けます。
塩や砂糖などが良い例ですね。

ところが、心理学者が集まって会議をすると、
「多くの病気は心理面と深い関係がある」という結論が導き出されます。
当然栄養についての議論はありません。

また、微生物学者たちの会議では
「インフルエンザやエイズだけでなく、
 糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、そしてガンに至るまで、
 感染が原因と考えられる」
という意見が述べられます。

このように、立場によって病気の原因は多様になります。

なぜだか分かりますか?

はっきりとしたことが分かっていないからです。
どの意見も仮説の域を出ないのです。

だから、言ったもの勝ちという感じもしますね。

売り手と買い手、どちらが悪いとは言いませんが。

特に最近目立つのが、
まず病気になる恐怖を大きく取り上げ、
次にその対策を提示し、
商品を販売するという手法です。

不安を煽って、それを解消する(と謳った)商品やサービスを販売する。

その商法はかなりの効果を上げているようです。

私のお客様の中でも、
何かの栄養が不足している、と思っている人が多く見受けられるからです。

根拠の希薄な情報が大量に流されるせいで、
大勢の人が漠然と「自分には何かが欠乏している」
という不安を抱くようになっています。
そして、取り憑かれたように「何か良いもの」を求めています。

まるで不老不死の妙薬を探し求めた秦の始皇帝のように私には見えます。
病気を治そうと悪魔払いをしていたことと大差はありません。 

言い方は極端ですが、
販売者が興味を持つのは、消費者の健康ではなく、
いかにして利益を上げるかです。

CMを良く見てください。

血圧に関する食品でも、
この食品は血圧を下げます、とは言っていません。

なぜなら、薬事法の問題もありますが、
多くはそこまでの効果が証明されていないからです。

しかしその一方で、「血圧が気になる方に適した」と言うのです。

血圧の高めの人は、直ちに反応します。
そして販売者の利益になります。

たとえその商品を利用したことで体調が好転しなくても、
悪い影響が及ばなければ、間接的に納税したと思えば良いのですが・・・

商品の販売に関しては、販売者はプロです。
日々何とか売り上げを増やそうと研究しています。
そしていろいろな販売手法が生み出されています。
一般消費者は、見事にその手法の餌食になっています。

自分は餌食にはならない、と思っていますか?
振り込め詐欺をはじめとしたいろいろな詐欺の被害者は、
一様に口をそろえて、
自分は大丈夫だと思っていた、と言います。

 
私たちは、私たち自身のことを本当は良く知らない、
ということをまず理解してください。

 
こちらの記事もぜひ読んでみてください

 ⇒命の神秘を理解する、命を感じる
 ⇒医学的には日本中、病人だらけなわけですが。

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