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しつこい、と思われるくらい、考えることについてお話ししています。
でも・・・
悲しいことですが、なかなか伝わることはありません(ノ_・。)
そんなことはない、自分はしっかり考えて生きている
と思われている方に質問です。
あなたは、精神的にも肉体的にも自分がなぜ生きているか、答えることが出来ますか?
30分ほどで良いですから、そのことについて人前で話すことが出来ますか?
多くの方に同じ問いをして、一番多かった答えが、
よー分からん・・・です(^^;
1分以上、自分の思いを話された方は、ほとんどおられません。
論外は、そんなこと考えたこともない、というものです。
自分がなぜ生きているのか分からないのに、
またそのことについて深く考えることもないのに、
健康や病気が分かるはずもありません。
自己の確立すら出来ていないのに、健康を願うのは、無理なことです。
なぜなら、健康に大切なのは、安定した安心感だからです。
自己の確立から安定した安心感が生まれ、
そこから積極的な思考や姿勢が生まれます。
そのことがどれほど健康を保つのに良い影響を及ぼすか、言うまでもないことですね。
一番大切なことをほったらかしにしておいて、
栄養がどうのこうの、あの健康法が良いだ悪いだ、
と論じるのは馬鹿げていると思いませんか?
言い換えれば、健康を願うのは自己の確立が出来ていないから、とも言えます。
自分がなぜ生きているのか、そのことが分かれば、
病気も、死でさえ、大した問題ではなくなるからです。
ところが、多くの人は自己の確立を面倒くさいと思ってしまうのです。
そんなことしないでも生きていける、と思うのです。
なぜだか分かりますか?
そうです(笑)
考えることが苦手だからです。
考えたくないのです。
でも悩むのは大好きです(^^;
深く考えれば、悩みは消えてなくなるのに、です。
悩みから逃れたいと思い、でも考えるのは嫌だと思い・・・
大いなる矛盾ですね。
私たちは全ての答えを持って生まれてきています。
でも、その答えはちょっと考えたくらいで見つかるものではありません。
集中して、もっと集中して、大脳にある自己保護というか自我というか、
そんな働きが完全に消え去った時、その静寂の中から答えが与えられるのです。
次の記事もご参考に
⇒「考える」ことと「悩む」こと
⇒脳力を開花する ─ 私たちの脳の、相反する2つの働き