食と健康

ビタミンサプリの摂取で早死にする危険あり!?

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photo credit: shannonkringen via photopin cc

 

「アーカイブス・オブ・インターナル・メディシン(Archives of Internal Medicine)」
という内科専門誌(2011年10月発刊)に、発表された研究結果について。

栄養サプリメントを摂る必要性が、あなたにはありますか?

米国医師会(American Medical Association)の調査では、
年配女性では、死亡リスクが高くなる恐れもある、とのデータを公開し、
ビタミンサプリメントの摂取は、大半の人では必要ない、と警告しました。

米国では、2人に1人が何らかのビタミン剤を摂取しているのですが、

東フィンランド大と米ミネソタ大の研究チームは、
米アイオワ州の女性を対象にした健康調査「Iowa Women's Health Study」
のデータ(参加人数3万8772人、平均年齢62歳)を分析しました。

2004年にはビタミンサプリを使用している人は、
全参加者のうち、なんと85パーセントとかなりの高い率です。

サプリを使用している人は、サプリを使用していない人よりも
非喫煙者が多く、低脂肪食の割合が高く、運動量も多いなど、
健康的なライフスタイルを示す指標が高いにもかかわらず、

サプリを使用した人の死亡リスクが、
使用しない人よりも高くなるケースも多数あったそうで、

特に、鉄分のサプリは、総死亡リスクの上昇と、
強く、かつ用量依存的に結びついていました。

一方で、カルシウムのサプリは一貫して
総死亡リスクの低下に結びついていたそうです。

ただし、用量依存性は不明ですし、
カルシウムサプリを摂取すべきかどうかの問題については、
「さらなる調査が必要」としています。

必要のないサプリ摂取は、過剰摂取と同じです

この結果を受け、医師らは、
栄養不足を解消するために必要な場合を除き、
摂取した場合のリスクを考慮すべきだ、と呼び掛けています。

研究チームの医師らは、
「『多ければ多いほど良い』というパラダイムは間違いだ」と述べ、
安易なサプリの摂取に警告を発しました。

今回の結果は、
ビタミンE、ビタミンA、ベータカロチンなど
一部の抗酸化物質のサプリが、有害になる可能性を示す証拠だとし、

「ビタミンとミネラルのサプリは、
 少なくとも普通の人には予防措置としてすすめられない」

と結論を出しています。 

この結論を受けて、サプリメントの製造、販売会社は、
全く反対のデータ、つまり、

サプリメントを摂取することで病気を予防することが出来る、
というデータを出して、反論を始めるのでしょうか。

いつもの通り、どちらを信じるのも自由ですが、
どんな情報も、鵜呑みにするのだけは止めましょう。

 
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 ⇒すべて毒にもなれば薬にもなる?
 ⇒健康情報・健康産業と上手にお付き合いしましょう。

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