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活性酸素に効くから抗酸化物質を摂るのが良い!?
活性酸素が、あらゆる病気に関わっていることがわかり、
活性酸素さえ取り除けば、病気が防げるかのようにいわれています。
「お茶やワインが病気の予防になる」という根拠として、
「タンニンやポリフェノールなどの
抗酸化物質(活性酸素を取り除く物質)が入っている」
ということが挙げられています。
タンニンやポリフェノールなどの、抗酸化物質が脚光を浴び、
それを豊富に含む食品が、健康に良いというイメージが作られています。
健康に良いですよ。
だから、お茶を飲みましょうと。
でも・・・
本当に病気の予防になるのでしょうか?
抗酸化物質タンニンは良いことばかり?
緑茶、紅茶、ウーロン茶などに含まれるタンニンが、
抗酸化物質だということは盛んに宣伝されますが、
摂り過ぎると害になることまでは、取り上げられていません。
タンニンは、鉄分と結びつき、
造血作用(血を作る働き)を弱めてしまいます。
同じお茶に含まれる、カフェインも同様に働きます。
造血作用が弱まると、
栄養分や免疫物質などが、体にまわりにくくなります。
ワインを主に飲んでいるフランス人には、
ガンが少ないとも言われていましたが、根拠は希薄ですし、
仮に事実だとしても、私たち日本人に、
そのまま当てはまるかどうかは分かっていません。
好きだからワインを飲む。コーヒーやお茶を飲む。
そして楽しむ。
それでいいのです。
健康に良いから食べる・飲む、より
楽しみながら食べる・飲むから、健康に良いのです。
いくら健康に良いと言われていても、
あまり好きでもないのに、無理に飲むほどの効果は期待できません。