本能と理性で考える、後悔しない転職術

本能は思考よりも早く働きを始める

私たちは、自分の意志で考えているつもりでも、実は本能に大きく影響されています。

1983年にベンジャミン・リベットが、脳は思考よりも早く働きを始め、言動を支配すると発表しました。

以来脳神経学では人間には自由意志はない、というのが定説になっています。

ただ、2015年ドイツベルリン大学の附属病院の研究者たちは思考の力で脳の決定に逆らうことが出来ると証明しました。

私はその事実を知ったとき、脳神経学で言う脳の働きを「本能」だと仮定しました。

それからその仮定を検証し、確信するに至りました。

原始時代、生き残るために必要な感情や行動は、本能として私たちに組み込まれました。

  • 危険を避ける
  • 食料を確保する
  • 仲間と協力する

これらは、生存本能によって促される行動です。

その根底には、不安や不快を嫌い、安心や心地良さを求めるという本能があるのです。

しかし、現代社会は原始時代とは大きく異なります。

安全な環境で生活し、食料も簡単に手に入るようになりました。

にも関わらず、本能は依然として私たちの思考や行動に影響を与え続けているのです。

あれもこれも本能の働き

「またカッとなっちゃった…」

「なんで私だけこんなに大変なの?」

あなたは、日常生活でそんな風に感じてしまうことはありませんか?

それが、本能の仕業なのです。

現代社会とのギャップ – 本能がもたらす「生きづらさ」

しかし、現代社会は原始時代とは大きく異なります。

安全な環境で生活し、食料も簡単に手に入るようになりました。

にも関わらず、本能は依然として私たちの思考や行動に影響を与え続けているのです。

その結果、現代社会では、

  • 言い訳
  • 嫉妬
  • 優位に立ちたがる
  • 仲間外れを恐れる
  • 人をいじめる
  • すぐに怒る

といった行動として現れることがあります。

これらの行動は、原始時代では生存に有利に働いたかもしれませんが、現代社会では「生きづらさ」に繋がってしまうことがあります。

なぜ人は言い訳をするのか?

私たちは、自分を守るために言い訳をします。

何か失敗をした時、自分の責任を認めることは、とても勇気がいることです。

特に、周りの人から責められたり、評価が下がったりする可能性がある時は、自分を守るために言い訳をしてしまうのです。

これは、自己防衛本能による働きです。

なぜ人は嫉妬するのか?

私たちは、自分と他人を比べることで、嫉妬心を抱きます。

特に、自分よりも優れている人や、恵まれている人を見ると、「なぜ私だけ…」いう気持ちになり、嫉妬してしまうのです。

原始時代、誰かに負けることは死を意味したからです。

嫉妬は誰かに負けたという思いから生まれます。

なぜ人は優位に立ちたがるのか?

私たちは、集団の中でより良い地位を得ようとします。

より良い地位を得ることで、食料や資源を確保しやすくなり、生き残る確率を高めることができるからです。

これは、生存本能による働きです。

地位が下がることも死を意味したからです。

なぜ人は仲間外れを恐れるのか?

原始時代、仲間外れは死を意味しました。

集団から離れてしまうと、食料を確保することが難しくなり、危険な目に遭う可能性も高まります。

そのため、私たちは仲間外れを恐れるという本能を持っています。

なぜ人は人をいじめるのか?

いじめは、集団の中で自分の優位性を示すための行動です。

他人を貶めることで、自分の地位を高めようとするのです。

これは、優位性を求める本能による働きです。

なぜ人はすぐに怒るのか?

怒りは、危険を回避するための感情です。

危険な状況に直面した時、怒りを感じることで、闘う逃げるかの判断を迅速に行うことができます。

これは、生存本能による働きです。

本能を理解し、自分と向き合う

大切なのは、本能の働きを理解し、自分の感情と向き合うことです。

「なぜ今、私は言い訳をしているのだろう?」

「なぜ今、私は嫉妬しているのだろう?」

「なぜ今、私は優位に立とうとしているのだろう?」

自分の感情に気づき、その原因を探ることで、感情に振り回されることなく、より建設的な行動を取ることができます。

言い訳や嫉妬、優位性、仲間外れ、いじめ、怒りといった感情は、誰にでも起こりうる自然なものです。

これらの感情を否定するのではなく、本能の働きを理解し、上手に付き合っていくことが大切です。

そして、感情に振り回されるのではなく、自分の目標に向かって、前向きに進んでいきましょう。

転職における本能の罠

転職を考える時、私たちは様々な不安を感じます。

  • 「失敗したらどうしよう」
  • 「今の仕事を辞めるのはもったいない」
  • 「新しい職場に馴染めるか不安」

これらの不安は、危険を避けようとする本能から生まれます。

また、「今の仕事が安定しているから」という理由で転職をためらうのも、現状維持を求める本能の働きかもしれません。

本能に任せた思考は危険

本能に従うことは、必ずしも悪いことではありません。

しかし、本能の決定に任せた思考では、失敗を恐れ、挑戦を恐れ、不安が広がり、b時運の人生の質を落とす可能性があります。

特に、転職という人生における大きな決断をする際には、本能の働きを理解し、自分の頭でしっかりと考えることが大切です。

自分の意志で考えた結果は本能の働きから逃れ、真に自分の生き方を手に入れる武器になります。

「やりたいこと」を見つけるために

「本当にやりたいこと」を見つけるためには、まず本能の影響を受けている自分に気づく必要があります。

そして、本能的な思考に流されず、自分の価値観や興味関心に目を向けることが大切です。

自分と向き合う時間を取りましょう

  • どんな時に「楽しい」と感じるのか?
  • どんなことに情熱を注げるのか?
  • どんなことに貢献したいのか?

自分自身に問いかけ、じっくりと考える時間を取りましょう。

情報収集も大切です

興味のある仕事や業界について、積極的に情報収集を行いましょう。

実際に働いている人の話を聞いたり、インターンシップに参加したりするのも良いでしょう。

失敗を恐れないで

「本当にやりたいこと」を見つけるには、失敗を恐れないことも大切です。

色々なことに挑戦し、失敗から学び、成長していく。

その過程で、本当にやりたいことが見つかるかもしれません。

このブログが、あなたの道しるべとなりますように

このブログでは、本能の働きを理解し、「本当にやりたいこと」を見つけるためのヒントや、転職を成功させるためのノウハウを発信していきます。

ぜひ、参考にしてください。

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