辞めたいのに辞められない…その声は誰のもの?
「今の仕事はつらい」
「もうやっていけない」
「本当は辞めたい…」
そう思いながらも、辞表は出せず、今日も出勤しているあなた。
頭の中では何度も「辞める理由」を探し、
同時に「辞めない理由」も自動的に浮かんできませんか?
実はそれ、“本当のあなたの声”ではないかもしれません
「生活が不安」
「今辞めたら後悔するかも」
「他の仕事が見つかる保証はない」
「もう少し頑張ったほうがいいかも…」
これらの声は、理性的なようでいて、実は “原始脳=本能” の声かもしれません。
原始脳(ホンノー君)の仕事は「変化を止めること」
私たちの脳には、「原始脳(=ホンノー君)」と「思考の脳(=人間脳)」があります。
原始脳の使命はただひとつ。
変化を嫌い、今ある環境にしがみついて生き残ること。
だからこそ、たとえ今が苦しくても、原始脳はこうささやきます:
「慣れた環境の方が安全だよ」
「次にもっと悪いことが起きたらどうするの?」
「今よりマシな保証がないなら動かないで」
この“しがみつく声”が、「辞めたいのに辞められない」苦しさの正体なのです。
原始脳に気づけば、思考の脳が目を覚ます
大切なのは、「今、自分の中で何が起きているのか」に気づくこと。
「これは原始脳の声だな」
「不安がそう言わせてるだけかも」
と客観的に見つめるだけで、“思考の脳”が動き出します。
そして思考の脳は、こう問いかけてくれます。
「私は、どうしたい?」
「本当にこのままでいいと思ってる?」
「未来の自分は、どんな選択に感謝するかな?」
「辞めないこと」は美徳じゃない。苦しみを正当化しないで
私たちは、「辞めないで頑張ること」に価値を置かれがちです。
でも、体や心が限界を訴えているのに
それを「我慢」と呼んで押し殺すのは、**美徳ではなく“自己虐待”**かもしれません。
「辞めない自分が偉い」のではなく、
「本当の自分の声を聞き取れること」が、真の強さなのです。
まとめ:「辞められない」理由の9割は、原始脳の防衛本能
「辞めたいけど辞められない」という悩みは、
多くの場合、“本能”という自動反応のせいです。
でも、そこに気づけるあなたなら大丈夫。
「ホンノー君の声」に気づき、「思考の脳」の出番を作ってあげてください。
そして問いましょう:
「私は、この人生を誰のために歩いているんだろう?」
人生は、あなた自身のもの。
不安に縛られず、自分の意思で一歩踏み出す力を、もう持っているはずです。
🧠「ホンノー君」からの一言メモ

「変化?ダメダメ!今の方が安全だって!」
そう耳元でささやくホンノー君。
でもその声、今のあなたに本当に必要かな?
“その手の不安”は、進化の置き土産。
置いていっても、誰も困らないかもしれませんよ。
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