突然ですが、あなたは今の人生に満足していますか?
「まあ、何とかやってるよ」 「不満はあるけど、こんなもんだろう」
そう思っている方は、ちょっともったいないと思ってください。
もしかしたら、あなたは原始時代に作られた古い価値観に縛られているのかもしれないからです。
なぜ「努力」や「我慢」が美徳とされるのか?
私たちは、いつの間にか「努力は報われる」「我慢すれば成長できる」という価値観を植え付けられています。
これは、原始時代の名残と言えるのです。
食料が乏しい時代、人々は生きるために必死に狩りをし、厳しい自然環境に耐え忍ぶ必要がありました。
もちろん、原始時代からほんの数百年前までは、確かに努力や我慢をしなければ生きていけなかったはずです。
そのため、「努力」や「我慢」が生き残るための重要な要素となり、美徳として捉えられるようになったのです。
さらに、ここ数十年前までは、現代ほど長く生きることができませんでした。
原始時代のように30年ほどの寿命であれば、また人生50年と言われた時代であれば、悩みや苦しみは死が解決してくれたかもしれません。
しかし、現代では80年以上も生きるようになりました。
我慢や努力を美徳としていると、辛く苦しい長い時間を過ごさなければならないのです。
にもかかわらず、私たちは古い価値観に縛られ、努力や我慢がすばらしいことだと、思い込んでいるのです。
そして・・・
人生を楽しむことに罪悪感を感じるようにもなっているのです。
本能は、私たちが生き残るためには、常に警戒し、努力し続ける必要があると考えます。
そのため、「楽しむ」ことや「休む」ことは、生存にとって危険な行為と認識してしまうのです。
なぜ罪悪感を抱くのか?
本能を司る原始脳は、私たちが人生を楽しもうとすると、「今は危険な状況なのに、遊んでいていいのか?」という信号を送ります。
この信号が、私たちに罪悪感として感じられるのです。
また、原始脳は、過去の経験に基づいて判断します。
例えば、過去に遊んでばかりいたために、痛い目を見た経験があると、「遊ぶ=危険」という認識が強くなり、楽しもうとすると罪悪感を抱きやすくなります。
童話などでも遊んでばかりいるとそのうち痛い目に合う、なんて物語がありますよね。
子供のころにそんな話を聞くと、楽しむことに罪悪感を持つようになるのです。
現代社会と原始脳
現代社会は、原始時代とは大きく異なります。
食料は豊富にあり、危険な動物に襲われる心配もありません。
しかし、原始脳の働きは変わらないため、私たちは「楽しむこと=悪いこと」という認識を持ってしまうのです。
原始脳との付き合い方
原始脳は、私たちが生き残るために必要な機能です。
しかし、現代社会においては、原始脳の働きが過剰になっている場合があります。
原始脳の仕組みを理解し、その働きをコントロールすることが、より楽しく豊かな人生を送るために重要です。
例えば、
- 「楽しむこと」は「悪いこと」ではないと意識する
- 過去の失敗にとらわれず、新しい経験を楽しむ
- 適度に休息を取り、心身をリフレッシュする
これらのことを心がけることで、原始脳の働きをコントロールし、罪悪感なく人生を楽しむことができるでしょう。
「努力」や「我慢」は本当に人生を豊かにするのか?
もちろん、「努力」や「我慢」がすべて悪いわけではありません。
目標を達成するために、一時的に努力したり、我慢したりすることは必要です。
しかし、「努力」や「我慢」が目的になってしまうと、人生はどんどんつまらなくなります。
例えば、
- 「〇〇大学に入るために、毎日〇時間勉強する」
- 「〇〇会社に入るために、苦手なことも我慢して続ける」
これらは、目標を達成するための手段であるはずが、いつの間にか目的と化してしまっています。
その結果、目標を達成しても達成感を得られなかったり、燃え尽きてしまったりするのです。
楽しいことや好きなことをしているときは圧倒的な練習量や圧倒的な仕事量になり、結果として圧倒的な成果となって現れます。
周りから見るとすごい努力と見えるのですが、本人たちは努力しているなんて思っていないのです。
実際に、私がケアした多くの一流のプロ野球選手たちのほとんどは自分で努力しているなんて思っていないかったのです。
野球が好きで、少しでも上手になりたい一心で取り組んでいるだけなのです。
好きなこと、心から情熱を注げるものを見つけることが人生の成功者になる第一歩だと思ってください。
人生はもっと楽しく生きるためにある
人生は、もっと楽しく生きるためにあります。
食べる、寝る、遊ぶ、恋をする、旅をする、学ぶ、働く…
私たちは、様々なことを経験し、楽しみ、喜びを感じるために生きています。
「努力」や「我慢」は、人生を豊かにするためのスパイスのようなものです。
ほんの少し加えることで、料理(人生)はより美味しくなりますが、入れすぎると味が台無しになってしまいます。
楽しさを追求する新しい価値観
お伝えしたように、私は「楽しさを追求する」という新しい価値観を提案します。
「楽しさ」は、私たちに「やりたい」「もっと知りたい」「もっと上手くなりたい」という意欲を与えてくれます。
そして、その意欲こそが、自然と努力を続けさせ、結果として高い成果を生む原動力となるのです。
例えば、
- 「好きなゲームをとことんやり込む」
- 「興味のある分野を徹底的に調べる」
- 「得意なことを活かして、人を喜ばせる」
これらは、一見「遊び」のように思えるかもしれません。
しかし、楽しさを追求することで、様々なスキルや知識が身につき、結果として仕事や人生に役立つこともあるのです。
無理なく成果を出す仕組み
「楽しさを追求する」ことは、無理なく成果を出すための仕組みでもあります。
私たちは、好きなことや楽しいことなら、いくらでも頑張れます。
嫌なことや辛いことを無理に続ける必要はありません。
「楽しい」と思えることを見つけ、それをとことん追求する。
これこそが、最も効率的で、持続可能な努力の方法なのです。
具体的な例
- プロゲーマー:ゲームが好きで、毎日何時間もプレイしているうちに、プロのゲーマーになっていた。
- YouTuber:面白い動画を作ることが好きで、毎日試行錯誤しているうちに、人気YouTuberになっていた。
- 起業家:自分のアイデアを実現することが好きで、寝食を忘れて開発に没頭しているうちに、会社を設立していた。
あなたへ
あなたは、どんなことに楽しさを感じますか?
もしかしたら、まだ見つけていないだけかもしれません。
色々なことに挑戦して、自分だけの「楽しい」を見つけてください。
そして、「楽しい」と思えることにとことん熱中してください。
きっと、あなたの人生は、今よりもっと楽しく、豊かなものになるでしょう。
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