「どんな子なの？」と聞かれたとき、言葉ではなく“物語”で語れる子どもに。
物語づくりを通じて育まれる、自分らしさと未来の自己紹介力についてご紹介します。
「あなたって、どんな人ですか？」
これからの時代、この質問に“自分らしい答え”を持っていることは、大きな力になります。
その答えは、履歴書のような“実績”ではなく、
SNSのプロフィールでもなく、
その子が生み出した“物語”かもしれません。
物語は、その子の“心の地図”
子どもが作る物語には、その子自身の：
- 好きなもの
- 怖いと思うこと
- 大切にしたい価値観
- 心の強さや弱さ
…といった、「内側の風景」が詰まっています。
たとえ空想やファンタジーであっても、
その子の感情・視点・世界の見え方がにじみ出るのです。
自分を語る力は「未来を切りひらく力」
将来、どんな進路を選ぶにしても：
- 面接で「なぜこの道を？」と問われたとき
- 仲間や同僚に「どんな人？」と尋ねられたとき
- 自分で自分を励ましたいとき
「私はこういう人なんだ」と語れる力は、
その人の人生を支える“芯”になります。
絵本づくりで育つ、語る力・見つける力
当工房では、子どもが自分で絵本を企画・構成・制作します。
このプロセスを通じて：
- 「どんな主人公にしたい？」＝自分の価値観に気づく
- 「どんな結末にする？」＝希望や夢を形にする
- 「なぜそのストーリーにしたの？」＝理由を言語化する
こうした対話が自然に生まれます。
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親としてできる関わり方
- 「なんでその話にしたの？」と聞いてみる
→ 子どもの内面を一緒に掘り下げるきっかけに。 - 「あなただけの物語だね」と認める
→ オリジナリティは、子どもにとって最大の誇りです。 - 「私も昔こんな話を考えてたよ」と共有する
→ 世代を超えた“心の会話”が生まれます。
自分の物語を持っている子は、強い。
人と比べない。
自分を押し殺さない。
言葉にできない想いを、絵やストーリーで伝えることができる。
そんな子どもたちは、きっと未来でも迷わずに歩いていけるはずです。
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