子どもの「感情リテラシー」とは何か?
家庭での関わりや絵本づくりを通して、子どもの心を育てる方法をやさしく解説します。
最近よく耳にする「感情リテラシー」という言葉。
でも、それっていったい何のこと?
実はこの力、子どもが自分の気持ちを理解し、人と関わっていくために欠かせない“心の土台”なんです。
今回は、そんな感情リテラシーについて、子育て中の保護者の方に向けて、やさしく解説します。
感情リテラシーとは?
感情リテラシーとは、「自分の感情に気づき、表現し、コントロールする力」のこと。
例えば、
- 「今、悲しいな」って自分で気づける
- 「うれしい!」ってちゃんと伝えられる
- 「イライラしてるけど、深呼吸しよう」と調整できる
そんな力が感情リテラシーです。
これは、人間関係や自己肯定感、ストレスとの付き合い方など、あらゆる心の土台になります。
なぜ子どもに必要なの?
子どもは毎日、たくさんの感情を経験します。
だけど、「どう表現したらいいか」「なぜそう感じるのか」が分からないことが多く、
そのままモヤモヤしたり、泣いたり怒ったりしてしまいます。
感情リテラシーを育てることで、
- トラブルの回避
- 自己表現の上達
- 他人への共感力
といった非認知能力が高まり、生きる力がぐんと伸びていきます。
絵本づくりが感情リテラシーに効く理由
実は、親子での絵本づくりは、感情リテラシーを育む絶好のチャンスです。
- 「このキャラクター、どんな気持ちかな?」と話す
- 「うれしい時って、どんな表情?」と考える
- 「この場面、悲しくならないようにするには?」と相談する
こうしたやりとりの中で、子どもは気持ちに名前をつける練習ができます。
さらに、親も子どもの気持ちを知ることができ、自然な心の対話が生まれます。
「ちびっこ絵本作家養成工房」でも大切にしていること
当工房では、子どもたちが考える物語の中に「気持ち」をたくさん込めてもらうようにしています。
- 主人公の気持ち
- おともだちの気持ち
- 悪役の気持ち
そしてそれを、AIイラストで“表情”として視覚化することで、さらに理解が深まります。
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おうちでできる簡単な声かけ例
絵本づくり以外でも、こんな声かけが効果的です。
- 「今日はどんな気持ちだった?」
- 「○○くんはどう思ったと思う?」
- 「イライラしてるとき、どうしたら落ち着くかな?」
毎日の生活の中で、少しずつ“気持ちに気づく習慣”を育てていくことが大切です。
まとめ:感情リテラシーは一生の宝物
感情リテラシーは、子どもが自分らしく生きるための基礎力。
それを育てるには、「家族との対話」と「共感する体験」が欠かせません。
親子で楽しめる絵本づくりの時間が、
子どもの心を豊かにし、未来への自信につながります。
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