脳の使い方とは

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私たちは深く考えることなく生きています。

というのもこの世界は分からないことだらけで、深く考えると不安になるからです。

脳は何より不安を嫌います。

不安はわからないものから自分の命を守るアラームの役目がありますから、不安から逃れ、安心を追い求めるように思考や行動をコントロールします。

私たちが自由意志と呼んでいるものは実は脳のコントロール下にあると言っても過言ではありません。

一説によると、自らの意志が脳の決定に関与できる時間は0.2秒だと言われています。

以下にそのことを証明した実験方法と結果を紹介しています。

 

今回ドイツの研究チームが行った実験は、「準備電位」による脳の無意識的決定と、われわれの意識的な意思決定の関係をより明確にしたものである。「わたしたちの研究は、初期に現れる準備電位は、のちに自動的な決定に繋がってしまい意識的なコントロールは不可能なのか、それともわれわれは“拒否”することで決定を覆せるのかに着目したものです」と、研究を率いたジョン=ディラン・ハインズ教授はリリースにて説明する。

被験者らはコンピューターモニター前に座り、先行する無意識的な準備電位が検出されたあとに、行動を意識的に中断・拒否できるかを脳電位計測により調査した。この「中断ゲーム」は3つのステージに分けて行われた。

最初のステージでは、まずモニターの中心部にゲームのスタートを知らせる緑のシグナルが現れる。それから2秒後、ランダムなタイミングでモニターの緑のシグナルは赤へと変わる。被験者たちは、モニターのシグナルが緑である限り、いつでも足元のボタンを踏んでゲームを中断することができる。逆に赤のシグナルが現れたときには、ボタンを押すのを止めるように訓練された。足でボタンを押すのは、指先で押すよりも、準備電位の発生をほんの少し遅らせることができるからだ。このステージでは、被験者らをゲームに慣れさせると同時に、ボタンを押す約0.5秒前に現れる、被験者個人の準備電位が記録された。

ステージ2では、脳波計が被験者の意識的決定前に先行する準備電位を検出し、それを赤のシグナルのタイミングとした。ステージ1と同様に、ボタンを踏んでゲームを中断できるのは、モニターの中心部が緑の場合だけである。ここでは準備電位と赤いシグナルがシンクロしており、脳による決定がなされた後でも、赤いシグナルを見た被験者が意識的にボタンを押すのを中断、または、拒否できるかどうかを調べた。

ステージ3になると、被験者らは彼らの行動が脳波により予測されていると伝えられた。そして自分自身の脳波による予測の裏をかくよう、わざと予測不可能にボタンを押すように指示された。同様に、ボタンを踏んでゲームを中断できるのは、モニターの中心部が緑の場合だけである。

もし被験者らが、ステージ2と3において、自身の脳の準備電位により予測された動作を拒否することができたなら、われわれは「生体学的な操り人形」ではなく、自由意志による意識的な制御ができるという証拠になる。

そして今回の実験によって示されたのは、まさに脳からの司令を拒否するのは可能だということである。ただし、後戻りできないポイントというのは確かに存在する。実験では、ボタンを押す約0.2秒前までならば、動作を中断、または拒否することが可能であったという。0.2秒を下回ると、ボタンを押す動作は止められなかった。

つまるところ、生体的な脳の決断後には、われわれの自由意志が入り込む隙があるということだ。脳は、現在の問題を素早くインプットし、過去の記憶や経験により形成された配線を通して、決断としてアウトプットする。脳が経験した過去の全てを知り得たならば、予測することが可能だろう生体的判断は、「意識をもつわれわれ」によって拒否できるということだ。

人の決断は、脳が用意する準備電位のなすがままではない。同チームは、これからより複雑な意思決定プロセスに関する研究を進める予定だという。

 

引用元 wired.jp

この実験から明らかになったことは、自分の意志を持って脳の介在を拒否しようとしない限り、私たちの思考は私たちの脳の支配を受けているということです。

思考は脳のコントロール下にあると自覚することで、脳の持つ基本的欲求である

不安から逃れたい

安心したい

不快から逃れたい

気持ち良くなりたい

ことから離れ、より自分にとって望ましい決断をすることができるようになります。

この一連の脳の思考をコントロールするパターンを「脳の基本的欲求」と名付けました。

人生のほとんどの悩みや苦しみの原因は思考が脳に支配されていることが原因です。

人類が誕生以来、自分を守るために備えた脳の性質ですが、自動的に反応する脳の言いなりになると、結果として楽しくない人生を過ごすことになります。

楽しく幸せな人生を過ごしたいと思うなら、脳の支配を自覚し、自らの意志で決断するしかありません。

今あなたが不安を感じ、人生に失望しているならなおさら自分の思考を見つめてください。

自分の思考の奥にひっそりと隠れている脳の持つ基本的な性質に気づくことができるはずです。

その性質こそがあなたが生まれてから自分の精神の安定のために育てた自己保護という性質です。

そして、生物特有の不安から逃れたいという性質も見つけることができるでしょう。

生まれた時から備わり育てたこれらの性質が、時としてあなたを絶望に近づけるのです。

でももう安心してください。

あなたが脳の支配から逃れ、自分の思考で自由で楽しい人生を生きていく秘訣を授けます。

 

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