不安は本能

原始脳のお話

不安は本能

 

不安は私たちの生活において避けられない感情の一つです。

特に、原始脳から出てくる不安や不快を敏感に察知することで生き延びてきた遺伝子が、私たちを不安に駆り立てるのです。

この不安の本能について、深く掘り下げてみましょう。

不安は、私たちの生存本能に根ざした感情です。

原始的な脳の働きによって、危険を察知し、身を守るための反応が引き起こされます。

このような不安は、私たちが危険な状況から逃れるために必要なものですが、現代社会では必要でないものも多くあることで、幸せな人生を過ごす支障ともなります。

というのも、私たちは分からないものに対して不安を感じるようになっているからです。

ところが、周りを見渡しても分からないことだらけです。

例えば、未来が分からないから不安。

だから少しでも分かった気になって安心しようと、占いが人気を集めます。

 

原始脳と不安の関係

原始脳は、私たちの感情や本能的な反応を司る部分です。

この部分が不安を感じると、私たちは「逃げる」か「戦う」かの反応を示します。

例えば、危険な状況に直面したとき、心拍数が上がり、呼吸が速くなるのはこの原始脳の働きによるものです。

この反応は、私たちが生き延びるために必要なものですが、時には過剰に働くこともあります。

原始脳は生き延びるために不安や不快に敏感に反応するよう進化しました。

仲間外れも、集団内での地位の低下も、失敗も、敗北も、すべて命の危険が伴う出来事でした。

現代では、仲間外れになろうが、地位が下がろうが、失敗しようが、負けようが、命の危険はありません。

にもかかわらず、私たちはこの本能のせいで、大ごとのように感じてしまうのです。

 

不安を理解することの重要性

不安をしっかりと理解することができれば、その感情が実はそれほど危険ではないことがわかります。

私たちの脳は、実際には危険がない状況でも不安を感じることがあります。

このような場合、冷静に状況を見極めることが大切です。

例えば、プレゼンテーションの前に緊張することは自然なことですが、その緊張を楽しむことができれば、不安は軽減されます。

不安と幸せの共存

不安と幸せは、実は同時に感じることができない感情です。

原始脳は、一度に不安と幸せを感じることができないため、どちらか一方に意識が向くことになります。

楽しむこと、幸せを感じることも本能的な欲求です。

ですから、日常生活の中で楽しみを見つけることが、不安を軽減するための鍵となります。

不安を軽減するための心構え

不安を軽減するためには、心構えが重要です。

ポジティブな思考を持ち、日常生活の中で小さな楽しみを見つけることが大切です。

例えば、友人と過ごす時間や趣味に没頭することは、心の安定をもたらします。

また、リラックスする時間を持つことも効果的です。

瞑想や深呼吸を行うことで、心を落ち着けることができます。

実生活での不安の例

私たちの生活の中で、不安はさまざまな形で現れます。

例えば、仕事のプレッシャーや人間関係のトラブル、将来への不安などです。

これらの不安は、時には私たちを圧倒することもありますが、理解し、対処することで軽減することができます。

不安を乗り越えるための方法

不安を乗り越えるためには、まず自分の感情を受け入れることが大切です。

自分が不安を感じていることを認め、その感情に対して無理に抵抗しないことが重要です。

そしてなぜ不安を感じているのかを見つめれば、その背後には原始脳の働きを見つけることが出来ます。

すると、必要以上に不安になることはないと思えてきます。

また、信頼できる人に話すことで、気持ちが軽くなることもあります。

さらに、専門家の助けを借りることも一つの方法です。

まとめ

不安は私たちの本能に根ざした感情であり、理解することでその危険性を軽減することができます。

楽しむこと、ポジティブな思考を持つことが、不安を和らげるための鍵です。

日常生活の中で小さな幸せを見つけることで、心の安定を保ちましょう。

不安を感じることは自然なことですが、それを乗り越えるための方法を知ることで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。

ポイントはしっかりと考えること!!

私たちの思考は原始脳の決定を受けたのちに始まることが脳神経学で明らかにされています。

だから、ちょっと待って、がないと原始脳の決定のまま思考が始まります。

つまり、原始脳の決定に理由付けをするだけになるのです。

これでは不安が消えることはありません。

不安は命を守るためにあるからです。

ビクビクしていたほうが生き延びる確率が高まったので当たり前と言えば当たり前ですね。

多くの人はこの原始脳という本能に操られていることになります。

そこで大切なのが考えるということです。

速さでは原始脳に負けますが、強さでは思考が勝るからです。

本能が不安を押し付けてきても、思考が大したことないと結論付ければ、不安は消え去るしかないのです。

確かに、本能に操られていれば、考えなくても生きていけます。

その代わり、あなたの人生は言い訳や嫉妬や怒りに満ちた時間になります。

もしあなたが、実りある人生を過ごしたいと思うなら、

しっかりと考えてください。

自分が何者になるのかは自分で決められるのです。

 

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