顎関節症の原因はストレス!その裏にある「原始脳」の働きとは?
顎関節症に悩んでいる人、意外と多いですよね?
特にストレスを感じると、無意識に歯を食いしばってしまい、その結果として顎が痛くなったり、口が開けにくくなったりします。
そんな顎関節症の大きな原因は、実はストレス。
ストレスを受けると咬筋が緊張します。
それが歯の噛みしめにつながり、咬筋に負担をかけるのです。
そして、そのストレスの原因には、あまり知られていないけれど、とても大事な役割を果たしている「原始脳」が関係しているんです。
ストレスと噛みしめの関係
ストレスが溜まると、なぜ私たちは無意識に歯を食いしばるのでしょうか?
実は、これは私たちの原始脳の働きが関係しています。
原始脳は私たちの最も本能的な部分で、危険を察知すると、身体に「戦うか逃げるか」のスイッチを入れます。
この反応が、顎を緊張させたり、歯を食いしばるという行動に現れるんです。
例えば、ストレスを感じているとき、無意識に体が緊張しているのに気づいたことはありませんか?
肩が上がったり、拳を握りしめたり、そして歯をギリギリと噛みしめてしまうのです。
顎関節症を引き起こすこの噛みしめも、実は「ストレスから逃れようとする身体の自然な反応」の一つと言えます。
ストレスの根本原因は原始脳の誤作動
じゃあ、どうしてそんなにストレスを感じてしまうのか?
その答えもまた、原始脳にあります。
原始脳は、私たちが安心して生き延びるために、常に「危険じゃないか?」「大丈夫か?」と周りの状況をチェックしています。
現代の生活では、命の危機はそれほど多くないのに、私たちの原始脳はまだ昔のように過敏に反応してしまうんです。
たとえば、仕事でのプレッシャーや家庭内の不和など、現代的な問題にも原始脳は「危険!」と認識し、不安や不快感を感じることで、ストレスを引き起こします。
そして、その結果、顎を緊張させてしまうというわけです。
原始脳と顎関節症を解決するカギは「楽しむこと」
顎関節症を根本的に解決するためには、原始脳を安心させることが重要です。
そのための一番の方法は、人生を楽しむこと!
「楽しむこと」と聞くと簡単そうに思えますが、これが意外と効果絶大なんです。
原始脳は、楽しいことや心地よい経験を通して「ここは安全だ」と理解します。
例えば、趣味に没頭したり、自然の中でリラックスしたり、友人と笑い合う時間を増やすと、原始脳は警戒モードを解除し、ストレスが大幅に軽減されます。
ストレスが減ると、自然と体の緊張も緩み、無意識の歯の食いしばりも少なくなります。その結果、顎関節症の症状も和らぐことが期待できます。
人生を楽しむことは簡単じゃない
「人生を楽しむ」と聞くと、簡単そうに思えるかもしれませんが、実際にはそう簡単なことではありません。
特にストレスを抱えているときや、仕事や家庭でのプレッシャーに押しつぶされそうなとき、楽しむ余裕なんてほとんどないと感じるかもしれません。
これは、お伝えしたように私たちの原始脳が常に「危険信号」を出しているからです。
原始脳は、現代の複雑な問題をも「生存の危機」として捉えてしまうんです。
たとえば、職場での緊張感や人間関係の不安、将来への不透明感。
これらは全て、原始脳が「なんとかしないと!」と私たちを焦らせ、心身を緊張させる原因となります。
結果、楽しいことに意識を向ける余裕がどんどんなくなってしまうんです。
また、社会的なプレッシャーも大きい要因です。
「成功しなければならない」「完璧な家庭を築かなくてはならない」といった期待が、知らず知らずのうちに自分を追い詰め、楽しむこと自体が贅沢なことのように感じてしまうことも。
楽しもうとしても、ストレスや責任感が頭をよぎり、心の中で「そんなことしてて大丈夫なの?」と原始脳がブレーキをかけてくることもあるんです。
だからこそ、まずは小さなことから楽しみを見つける練習が大切。
無理に大きな変化を求めなくても、少しずつ日常の中に楽しさを見出すことが、ストレス軽減への第一歩になるんです。
一番は人生を楽しもうとする心構えを持つことです。
最後に
顎関節症の原因としてのストレス、そしてその裏に隠れた原始脳の働き。
この二つを理解することで、顎の痛みだけでなく、日常のストレスとも向き合えるようになります。
原始脳が不安を感じると、体はすぐに反応しますが、逆に楽しむことで脳を安心させ、ストレスから解放されることができるのです。
だから、顎関節症に悩んでいるなら、まずは「もっと楽しもう」と考えてみてください。
心がリラックスすると、きっと顎も楽になってくるはずですよ!
関連記事:こちらもお読みください
コメント