完璧じゃなくても大丈夫!自分を受け入れるための心の処方箋

原始脳のお話

完璧主義は原始時代のサバイバル本能が形を変えたもの?

「完璧じゃなきゃダメだ…」そんな風に思っていませんか?

実は、この完璧主義って、私たちが遠い昔、原始時代に生き残るために身につけてきたサバイバル本能の名残りなのです。

なぜ完璧主義は生まれたの?

原始時代、人間は自然の脅威や他の動物との争いに常にさらされていました。

少しでも失敗すれば、それは生死を分ける問題だったんです。

だから、私たちは「完璧に」物事をこなすことを求められるようになりました。

  • 失敗は死を意味した: 狩りで獲物を逃がせば、飢えに苦しむ。火をおこせなければ、寒さで命を落とす。
  • そんな状況下で、少しでも失敗は許されなかったのです。
  • 完璧さが生存に直結: 完璧に任務を遂行できた者が、生き残り、子孫を残すことができました。

    失敗を恐れるのは本能なんです。

    覚えがありませんか?

    失敗したとき、瞬間に言い訳が頭に浮かぶこと。

    他人のせいにすること。

    本能に従うと、自分は悪くない、自分は失敗していない、ことを主張することになるのです。

完璧主義が現代にもたらすもの

現代社会は、原始時代とは全く異なります。

でも、私たちの脳は、まだその頃の記憶をどこかで残しているのです。

遺伝子に記録されているのかも知れません。

そのことが人生を楽しくないものにしてしまうのです。

  • プレッシャーを感じる: 完璧を求めるあまり、常にプレッシャーを感じ、ストレスを抱えます。
  • 失敗を恐れる: 失敗することは、自分自身を否定することに繋がると感じてしまいます。
  • 柔軟性を失う: 完完璧な答えを求めるあまり、新しいことに挑戦できなくなります。
  • 人間関係がギクシャクする: 完璧な自分を見せようとするあまり、本当の自分を出せなくなり、人間関係がぎくしゃくしてしまうことがあります。
  • 創造性を阻害する: 完璧を求めるあまり、新しいアイデアが浮かばなくなったり、自由に表現できなくなったりします。

完璧主義から卒業する方法

とはいえ、現代社会で完璧主義に縛られて生きる必要はありません。

失敗したからと言って命の危険があるわけではないからです。

1. 完璧主義がもたらすものと向き合う

  • 完璧主義のメリットとデメリットを書き出してみる: 完璧主義のメリットは、責任感や達成感などがあるかもしれません。
  • しかし、デメリットは、ストレスや孤独感など、多くのネガティブな感情を引き起こす可能性があることを認識しましょう。
  • 完璧主義があなたに与えている影響を客観的に見てみましょう: 完璧主義によって、あなたの生活や人間関係にどのような影響が出ているのか、具体的に考えてみましょう。

2. 小さなことから始めてみよう

  • 小さな目標を設定する: 大きな目標を立てて、挫折してしまうのではなく、小さな目標を立て、達成感を味わうことから始めましょう。
  • 完璧主義を許容する: 完璧を目指さなくても良い、という考え方を少しずつ受け入れていきましょう。
  • 失敗を恐れない: 失敗は、成長するためのチャンスです。
    失敗から学び、次に活かしましょう。

3. 自己肯定感を高める

  • 自分の良いところを探す: 完璧なところばかりを探すのではなく、自分の良いところを見つけ、それを伸ばしていくことが大切です。
  • 過去の自分を許す: 過去の失敗にとらわれず、今の自分に目を向けましょう。
  • 未来の自分を信じる: 未来の自分は、もっと成長しているはずです。
  • 自分にご褒美をあげる: 目標を達成したり、頑張った自分にご褒美をあげることで、モチベーションを維持できます。

4. 周りの人に頼る

  • 相談する: 一人で抱え込まず、信頼できる人に相談してみましょう。
  • 協力してもらう: 周りの人に助けを求めることも大切です。

完璧じゃない自分を受け入れる

大切なのは、完璧な自分ではなく、「ありのままの自分」を好きになることです。

自分を受け入れることで、私たちはもっと自由に、そして幸せに生きることができるはずです。

完璧主義は、原始時代から続くサバイバル本能の名残りですが、現代社会では人生から楽しみを奪う力を持っています。

本能と思考のバランス:より良い選択のために

私たちは、動物としての本能と、人間としての思考、この両方を持ち合わせています。

生き延びるために進化した本能は思考よりも早く働きを始め、思考に影響を与えます。

本能に従った言動を選択するかどうかは思考に委ねられます。

なぜ、本能に従うだけでなく、思考することが大切なのでしょうか?

本能の限界と思考の力

  • 環境の変化への適応: 人間の生活環境は、太古の祖先が生きていた時代とは大きく異なります。
  • 食料の調達方法も、住む場所も、社会構造も、すべてが変化しました。
    本能だけで生きていくことは、人間関係を始めいろいろな悩みや苦しみを生みます。
  • 複雑な問題への対応: 現代社会は、複雑な問題が山積しています。
    例えば、仕事を選ぶ、パートナーを選ぶ、人生の目標を設定するなど、これらの決定には、単なる本能ではなく、深く思考することが求められます。

思考によって選択することのメリット

  • より良い人生を送れる: 思考力を活かして、自分の目標を明確にし、それに合った行動を選択することで、より充実した人生を送ることができます。
  • 人間関係を円滑にする: 相手の気持ちや状況を考え、適切な言葉や行動を選択することで、良好な人間関係を築くことができます。
  • 問題解決能力の向上: 複雑な問題に対して、様々な角度から分析し、最適な解決策を見つけることができます。

本能と思考のバランスを取るには

  • 自己認識: 自分の価値観や目標を明確にすることで、思考に基づいた行動を選択しやすくなります。
  • 情報収集: 様々な情報収集を行い、客観的な視点を持つことで、感情的な判断を避けることができます。
  • 多角的な視点: 一つの問題に対して、複数の視点から考えることで、より良い解決策を見つけることができます。
  • 経験からの学び: 過去の経験から学び、今後の行動に活かすことで、思考力を養うことができます。私たちは気づかないまま本能に従ってしまいます。
    完璧主義だと思わないでも失敗を過度に嫌います。
    なんか人生が楽しくないな~、と感じているなら・・・
    一人で悩まないでお話聞かせてください。
    コメントお待ちしています。

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