人生をつまらなくしている最大の原因は自分自身 その2
ほとんどの人は利害関係のない他人には関心がありません。
だから多くの場合、誰かがあなたの人生を実り豊かなものにしてやろうなんて思いません。
あなたが人生をつまらないと感じているのなら、それは誰のせいでもありません。
あなたの人生に対する姿勢が今のあなたの環境です。
あなたがもし、人生なんてつまらないと感じているとしたら・・・
その原因はあなたにあります。
前回では
○ 何かが足りないという思い
○ 理解してもらえないという思い
○ 人と比べては自分はダメだという思い
○ 生きる意味が分からないという思い
これらの思いを持っている限り、人生はつまらないものになることをお伝えしました。
今回も人生をつまらなくしている原因についてお伝えします。
完璧主義が人生をつまらなくする
完璧主義とは、自分に対して非常に高い基準を設定し、常に完璧を追求することです。
このような考え方は、失敗を許容する余裕がなく、ミスをすると自己肯定感が大きく低下してしまいます。
実はこの完璧主義、原始脳から生まれているのです。
原始脳は私たちの生存本能を司り、危険や失敗を避けるようにプログラムされています。
そのため、ミスを恐れ、完璧を求めないと安心できないのです。
しかし、この傾向が強まると、人生がつまらなくなります。
なぜなら、完璧を求めるあまり、リラックスや楽しむことができなくなり、常に緊張状態で過ごすことになるからです。
失敗を恐れることで、新しいことに挑戦する勇気も削がれ、結果として自分の成長や発展の機会を逃してしまいます。
また何かミスが起きると誰かのせいにしたがるので人間関係にも悪い影響を与えます。
完璧を目指すことが常態化すると、些細なミスや不完全さに対して過度に敏感になり、
それがストレスや不安の原因となります。
このように、完璧主義は原始脳のネガティブな影響によって生まれるものであり、つまらない人生を過ごす要因となるのです。
楽しい人生を送るためには、失敗や不完全さを許容し、完璧であることにこだわらない柔軟な考え方が必要です。
原始脳の影響を理解し、自分自身に寛容になることで、より楽しい毎日を過ごすことができるでしょう。
正解を求めると人生がつまらなくなる
この世のほとんどのことに、実は絶対的な正解というものは存在しません。
それにもかかわらず、多くの人が正解を求めてしまうのは、原始脳の働きによるものです。
原始脳は私たちが生存するために、危険や不確実性を避け、確実で安全な選択をするようにプログラムされています。
その結果、私たちは日常生活の中で「正しい答え」や「確実な道」を見つけようとし、それに執着する傾向があります。
しかし、この正解を追い求める行動が、私たちを苦しめる原因となります。
なぜなら、正解が存在しないことに気づかないまま、ありもしない正解を探し続けることで、無意味なストレスや不安が生じます。
例えば、仕事や人間関係において、完璧な解決策や誰もが納得するような答えを見つけようとするあまり、自分の判断に自信が持てず、常に不安な状態に陥ることがあります。
さらに、正解を求めることで、新しい経験や冒険に挑戦することができなくなり、人生がつまらなく感じてしまいます。
私たちの世界は複雑で、多様な価値観や意見が交錯しているため、唯一の正解というものはほとんど存在しないのです。
それでも正解を追い求めることは、無限に続く追求の旅であり、その過程で楽しむことができなくなります。
また自分の出した答えが正解だと固執することで他人の答えを尊重できなくなります。
否定的な思考パターンが人生をつまらなくする
否定的な思考パターンは、私たちが物事を悲観的に捉えがちで、前向きな気持ちを持てなくなり、自分の可能性を信じられなくなる原因となります。
そのことが人生を楽しいものでなくしてしまうのです。
こうしたネガティブな思考は、実は原始脳の働きから生まれます。
原始脳は、生存を最優先するように進化してきました。
そのため、危険や脅威に敏感に反応し、私たちを守ろうとします。
これにより、原始脳は物事をネガティブに捉える傾向を持っています。
なぜなら、過去に危険を避けるためには、悪い可能性に備えることが有効だったからです。
しかし、このネガティブな思考パターンが現代社会においては、私たちの生活に大きな影響を与えます。
否定的な思考が強くなると、自分自身や周囲の状況に対して悲観的な見方をするようになり、前向きな気持ちや希望を失うことがあります。
このような思考は、自己評価を低下させ、自分の可能性を信じられなくする原因ともなります。
さらに、ネガティブな思考は、ネガティブな出来事を引き寄せる傾向があります。
これは、心理学的な観点からも説明でき、私たちの思考や感情が現実の経験に影響を与えるということです。
例えば、何かがうまくいかないと考えると、その考えが自己実現的な予言となり、実際に問題が発生しやすくなります。
このサイクルが繰り返されることで、人生がつまらなくなるのです。
だから人生がつまらなくなる
この例のように、人生がつまらないと思うのは、誰のせいでもありません。
楽しい人生を送るためには、原始脳のネガティブな影響を理解し、意識的にポジティブな思考を選択することが重要です。
そして柔軟な思考を心がけることも大切です。
人生を心から楽しもうとする姿勢こそが、自分の人生を楽しいものにしてくれるのです。
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