「もっともっと」が止まらないあなたへ:足りないのはモノではなく、心の満足感です

幸せになる新しい方法

「もっともっと」が止まらない理由

「もっと収入がほしい」「もっと評価されたい」「まだ満足できない」…
そんな“もっともっと”が止まらない気持ちは、仏教でいう「貪欲(とんよく)」という煩悩にあたります。

でも、これはあなたの性格や努力不足のせいではありません。
それは私たちの内側にある「原始脳(本能)」の働きなのです。

貪欲は「生き延びたい」という本能から来ている

人間は長い進化の過程で、「もっと」「足りない」と感じる脳を手に入れました。
それは、飢えや危険から身を守り、命をつなぐために必要な機能でした。

しかし、現代ではその本能が過剰に働きやすい環境になっています。
SNSや広告、情報があふれる社会では、「もっと欲しい」という感情が刺激され続けてしまうのです。


本能に気づくことが「満たされる感覚」への第一歩

原始脳(本能)は刺激に反応し、「もっと手に入れなさい」と私たちを急き立てます。
一方で、満足感は思考(理性)によって育てられるものです。

「欲しい」と思ったときこそ、自分にこう問いかけてみてください。

「これは本当に必要? それとも、原始脳がそう感じさせているだけ?」

この問いかけが、あなたを“気づき”へと導き、心の平穏に近づくきっかけになります。


欲望から自由になるには? 〜心を満たすヒント〜

欲から自由になる方法として「足るを知る」とよく言われますが、私はあえてこう提案します。

「欲を否定するのではなく、本能の仕組みとして理解する」

人間には本能があり、欲が生まれるのは当然のこと。
でも、その欲に流されるのではなく、「本能が今こう働いているんだな」と見つめる力を育てていくことが大切です。

そして自分がどんな人生を送れば幸せなのかを考えることも大切です。

自分を責めずに、気づきから始めよう

欲があることは悪いことではありません。
しかし、欲に振り回されてしまうと、どれだけ手に入れても心は満たされません。

だからこそ、「今すでに自分にあるもの」に目を向けてみましょう。
すでに持っているものに気づくことで、心が少しずつ落ち着いていきます。


まとめ:人生楽しんでナンボ!

欲望に悩むあなたへ。

原始脳という本能の仕組みに気づくことで、欲との付き合い方が変わります。
あなたの人生は「もっと欲しい」と走り続けるものではなく、「すでにあるもの」を味わい、喜びに変えていくものです。

焦らず、比べず、
“いま”を丁寧に味わう生き方を、今日から始めてみませんか?

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