仲間外れを恐れるな

原始脳のお話

仲間外れを恐れるのは、人間の本能なのでしょうか?

 

私たちは、原始時代に生きていた祖先から、仲間外れを恐れる遺伝子を受け継いでいると言われています。

原始時代、それほど大きな体でも力が強かったわけでもない人間が生き延びるには集団で生活することが大きな力になったことでしょう。

そのため原始時代で仲間外れになると、食べ物や安全な場所を失い、生き残ることが難しかったことは容易に想像できます。

生き延びることが最大の目的だったわけですから、仲間外れを恐れる遺伝子が本能として記録されたのだと思います。

 

原始時代は力が正義

原始時代とは、人類が石器を使って狩猟や採集をしながら生活していた時代のことです。

この時代は、文明や法律がなく、力が正義だったと言われています。

では、なぜ力が正義だったのでしょうか。その理由を考えてみましょう。

例えば、原始時代の人々は、食べ物や水、住処などの資源をめぐって競争しなければなりませんでした。

資源は限られているので、自分たちのグループの生存を守るためには、他のグループと戦うこともあったでしょう。

戦闘では、強い者が勝ち、弱い者が負けるというシンプルなルールがありました。

力があれば生き残れるし、力がなければ死んでしまうか奴隷にされるかのどちらかでした。

だから、力が正義だったのです。

そのため原始時代では、立場の上下が命にかかわっていたと考えられます。

人より上に立たなければ、誰かに支配されたり、暴力を受けたりする可能性が高かったからです。

そのため、人より上に立とうとする強迫観念や、誰かに負けることを過剰に恐れることになったのです。

その遺伝子が私たちにも残っているのです。

だから私たちも人より上に立ちたがり、負けを恐れるようになっているのです。

現代では一人でも生きていける

現代の社会は、原始時代とは大きく異なっています。

現代では、一人でも生きていける環境が整っています。

食べ物や住まいは自分で手に入れることができますし、法律や警察が私たちの安全を守ってくれます。

また、現代では、立場の上下は命に直結するものではありません。

誰かに負けても、それが幸せになれない理由にはなりません。

 

これらのことから、私たちは仲間外れを恐れる必要がないことがわかります。

仲間外れになっても、自分の力で生きていけますし、自分らしく幸せになれます。

仲間外れを恐れる感情は、原始時代の名残であり、現代の社会には合わないものです。

私たちは、その感情に振り回されずに、自信を持って自分の道を歩むべきです。

原始脳の言うことを聞かない

人の上に立ちたがり、仲間外れを恐れる原始脳の言うことを聞かないほうが良いことを証明してみたいと思います。

原始脳とは、私たちの脳の中で最も古い部分で、生存本能や感情などを司っています。

原始脳は、危険を避けるために、人間関係においては自分より強い者に従い、自分と同じ者と仲良くすることを求めます。

しかし、これは現代社会においては必ずしも有効な戦略ではありません。

なぜなら、人の上に立ちたがる人は、自分の利益や権力を守るために、他人を利用したり、嘘をついたり、不正をしたりすることが多いからです。

また、仲間外れを恐れる人は、自分の意見や感情を抑え込んだり、他人に合わせすぎたりして、自分らしさや個性を失ってしまうことが多いからです。

これらのことは、私たちの幸せや成長にとってマイナスになります。

では、どうすれば良いのでしょうか?

以下の三つのポイントを実践することで、原始脳の言うことを聞かないように気を付けることができます。

1. 自分の価値観や目標を明確にする。

人の上に立ちたがる人や仲間外れを恐れる人に惑わされないようにするためには、自分が何を大切にして、何を達成したいかを自分自身で決めることが重要です。

自分の価値観や目標が明確になれば、それに沿って行動することができますし、それに反することは断ることができます。

2. 自信と謙虚さを持つ。

自分の価値観や目標に沿って行動することで、自信がつきます。

自信があれば、人の上に立ちたがる人や仲間外れを恐れる人に屈することはありません。

しかし、自信だけではなく、謙虚さも必要です。

謙虚さがあれば、自分の間違いや欠点を認めることができますし、他人から学ぶこともできます。

3. 信頼できる仲間を見つける。

原始脳は孤独を嫌います。

だからこそ、仲間外れを恐れてしまうのです。

しかし、仲間外れを恐れて無理に他人に合わせる必要はありません。

信頼できる仲間を見つければ良いのです。

信頼できる仲間とは、自分の価値観や目標を尊重してくれる人や、自分の成長を応援してくれる人です。

そういう人たちと一緒にいれば、孤独感も減りますし、励まし合ったり刺激しあったりすることができます。

原始脳を抑えて自分で考える

原始脳とは、人間の脳の中で最も古い部分で、生存本能や欲求を司る部分です。

 

危険な状況に遭遇したときに、戦うか逃げるかを判断するのも、原始脳の役割です。

 

おはなししたように、原始時代では生き延びるために必要不可欠だった原始脳の働きは、現代社会では、悩みや苦しみの原因になることが多いのです。

 

原始脳の存在と働きを知ることが、自分で考えるきっかけになります。

 

考える脳である大脳よりも優位に働く原始脳を抑えることは簡単ではありませんが、幸せな人生を手に入れるためには必要なことです。

 

実に多くの人が原始時代の価値観に縛られています。

 

原始時代の価値観は捨てて、自由を手に入れてください。

 

仲間外れについて皆さんはどう思いますか?コメント欄にご意見をお寄せください。

 

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