原始人の心理を知ると自分が分かる
原始人の心理とは、どのようなものでしょうか。
私たちは現代人として、原始人の生活や考え方についてあまり知りません。
しかし、原始人の心理は、私たちの心理にも影響を与えていると言われています。
では、具体的にどのような影響があるのでしょうか。
人間は、なぜ不安を感じるのでしょうか。
進化心理学的には、人間の心のメカニズムは石器時代から変わっていないと言われています。ホモサピエンスの誕生に端を発する何十万年の人類の長い歴史からすると、文明の発達など、数分前に起こったことのように最近の話。生物の進化は、長い時間をかけて起こるものです。
現代文明発達の歴史程度の短い期間では、進化が追いつけるわけがなく、私たち人間は、実は狩猟時代の心と体のままとも言えるわけです。石器時代の人間は、現代から見ればなんでもないことで命を落としかねない時代でした。
引用元:全人類が「不安から逃れられない」科学的根拠 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
まず、原始人の心理は、危険から身を守るために発達したと考えられます。
原始人は、野生動物や敵対的な部族など、さまざまな脅威にさらされていました。
そのため、危険を感じたときには、戦うか逃げるかの二択しかありませんでした。
これが、いわゆる「ファイト・オア・フライト」の反応です。
この反応は、今でも私たちの心理に残っています。
私たちの自然な反応は原始時代の名残
例えば、プレゼンテーションや試験などで緊張するときには、心拍数や血圧が上がり、汗をかいたり震えたりします。
これは、原始時代に危険に直面したときの反応と同じです。
もう一つ、原始人の心理は、集団で生きることに適応したと考えられます。
原始人は、一人では生き残れない環境にいました。
そのため、仲間と協力して狩りをしたり、火をおこしたり、住処を作ったりしました。
これが、いわゆる「社会性」です。
この社会性は、今でも私たちの心理に残っています。
例えば、仲間や家族と一緒にいるときには、幸せや安心を感じます。
また、他人の評価や承認を求めたり、自分と似た者同士で集まったりします。
これは、原始時代に集団で生きることが重要だったことの反映です。
以上のように、原始人の心理は、私たちの心理にも大きな影響を与えています。
しかし、それは必ずしも悪いことではありません。
原始人の心理は、私たちが生き残るために必要なものだったからです。
現代社会では、原始人の心理が時として不適切な反応を引き起こすこともありますが、それを認識してコントロールすることができれば、私たちはより幸せに生きることができるでしょう。
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