幸せもエネルギーの働き

幸運というエネルギーのお話

幸せに関与するエネルギーの働きを科学的に哲学的に考えてみよう

今日は幸せもエネルギーの働きだと説明してみるという面白い話題をお届けします。

 

すべての出来事の背後にはエネルギーの働きがあります。

私たちは目に見えることに焦点を合わせ勝ちですが、目に見える物や出来事にはその原因となるエネルギーの働きがあります。

つまり、幸せになるには幸せになるエネルギーが働く必要があるということです。

どうですか、興味ありませんか?

エネルギーとは何か?

まず、エネルギーとは何でしょうか?

物理学では、エネルギーとは物体や場の状態を変化させる能力のことです。

エネルギーには様々な形がありますが、基本的には相互に変換できます。

例えば、電気エネルギーは熱エネルギーや光エネルギーや運動エネルギーに変わりますし、逆もまた然りです。

このように、エネルギーは常に流れていて、保存されるものではありません。

ここで、有名な物理学者ニールス・ボーアの言葉を引用しましょう。

「物理学の進歩は、物質が存在するという考え方から、物質が存在するように見えるという考え方への移行である」。

この言葉は、物質もエネルギーの一種であることを示唆しています。

 今世界のすべてがエネルギーだと仮定すると?

では、今世界のすべてがエネルギーだと仮定するとどうなるでしょうか?

私がパニック障害から抜け出すきっかけになった体験から、私自身はこの世界のすべてはエネルギーだと確信しています。

そう考える科学者もいますが、当然反対する人もいます。

はっきりしているのは、すべてはエネルギーだということを証明できないものの、エネルギー以外に何があるのかもまた証明できていないということです。

 

この世界のすべてはエネルギーだと言うのは少し大胆な発想ですが、実は科学的にも哲学的にも意味があります。

科学的には、アインシュタインの有名な式E=mc2によって、質量とエネルギーは等価であることが示されました。

つまり、物質もエネルギーの一種であり、その逆もまた然りです。

哲学的には、パンプシキズムという考え方があります。

これは、すべての存在は心的なものであるとする立場です。

心的なものとは、感覚や感情や思考などの主観的な体験のことです。

パンプシキズムでは、物質や自然法則も心的なものであり、すべての存在は心的なエネルギーで構成されていると考えます。

パンプシキズムの代表的な支持者である哲学者デイビッド・チャーマーズは次のように述べています。

「私たちは心的な現象を説明するために物理法則を超えた新しい法則を導入しなければならない。

それらの法則は心的な現象を基本的な特徴として扱い、それらがどのように生じるかを規定する」。

この言葉は、心的なものもエネルギーの一種であることを示唆しています。

幸せもエネルギーの働きだと説明する

さて、ここまで来たら、幸せもエネルギーの働きだと説明するのは難しくありません。

幸せとは何でしょうか?

幸せとは、心的な状態の一種であり、満足感や喜びや安らぎなどを感じることです。

幸せを感じるためには、心的なエネルギーが必要です。

心的なエネルギーとは、自分や他者や環境との関係性や相互作用から生まれるものです。

例えば、愛する人や友人や家族と一緒にいるときや、自分の好きなことをしているときや、自分の成長や貢献を感じるときなどです。

これらの場合には、心的なエネルギーが高まっていて、幸せを感じます。

逆に、心的なエネルギーが低下するときには、幸せを感じません。

心的なエネルギーが低下する原因には様々なものがありますが、代表的なものはストレスや不安や恐怖や怒りや悲しみなどの負の感情です。

これらの感情は、自分や他者や環境との関係性や相互作用が不調和であることを示しています。

例えば、自分の期待や目標に達しないときや、自分の価値観や信念に反することが起こるときや、自分の安全や尊厳が脅かされるときなどです。

これらの場合には、心的なエネルギーが減少していて、幸せを感じません。

幸せのエネルギーを呼び込む

以上のように考えると、幸せもエネルギーの働きだと説明できます。

幸せを感じるためには、心的なエネルギーを高めることが必要です。

心的なエネルギーを高める方法には様々なものがありますが、基本的にはポジティブという言葉で表されます。

例えば、自分や他者や環境と調和した関係性や相互作用を築くことです。

それによって、自分の内面や外面からポジティブなフィードバックを得られます。

ポジティブなフィードバックとは、「よくできた」「ありがとう」「大丈夫」「大好き」などの言葉や、「笑顔」「抱擁」「キス」などの行動です。

これらは心的なエネルギーを増幅させる効果があります。

そのためには他者への思いやりが欠かせません。

それを邪魔するのが原始脳の働きです。

原始脳の目的は自分が生き延びるためですから、対象が自分自身になります。

当然人を思いやることは出来ません。

原始脳の働きに気付くと、自分や周りの人たちにとって最善の言動を選択することが出来るようになります。

そのエネルギーが幸運を呼ぶエネルギーとシンクロするのです。

当然のことですが、幸運を呼び込めば幸せを感じます。

 

いかがでしたか?

この話題に興味を持ってくれたら嬉しいです。そして皆さんも心的なエネルギーを高めて幸せに生きてくださいね!

参考図書 : ニールス・ボーア『原子理論』
: デイビッド・チャーマーズ『意識する心』

 

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