幸せを手に入れるには幸せというエネルギーとシンクロすればいいだけです。
多くの人は目先のことに心を奪われ、自ら幸せというエネルギーを遠ざけているのです。
先日相談に来られた方を例にしてみましょう。
生活があるので仕事を辞めるわけにはいかないけど、職場の人間関係が悪くて毎日が楽しくないとのこと。
話を聞いていると、その方の言葉から出てくるのは上司や同僚の悪口ばかり。
不平不満が自分の人生をどれほど落としているかまるで気づいていないようです。
不平不満が自分の運を落とす
今日は、不平不満が自分の運を落とし、楽しくない毎日を過ごす原因になるという話をしたいと思います。
私たちはみんな、仕事や人間関係でいやなことに遭遇することがあります。
上司に怒られたり、同僚に無視されたり、友人に裏切られたり。
そんなとき、どうしますか?
不平不満を言ってストレスを発散する?
それは一時的に気分が良くなるかもしれませんが、実は自分の運を落とすことにつながるのです。
不平不満を言うということは、自分が悪いのではなく周りが悪いと深層心理で思っているからです。
想像すれば分かるように、原始時代では少しの失敗でも命にかかわることだったはずです。
その遺伝子が深層心理に働き、失敗を恐れるように仕向けます。
言い訳も不平も、自分は悪くないという位置づけをして安心したいためのものです。
原子脳の言いなりに思考を働かせると、自分は何も悪くなくて、周りが悪いのだと思い込むようになり、思い切りネガティブな思いが膨らみます。
そうすると、自分には何もできないという無力感や、周りに対する敵意や恨みが増していきます。
それは気づかないうちに自分の心に重荷を積み重ねることになります。
不平不満を言うことは、自分の持っているポジティブなエネルギーを浪費することだからです。
ポジティブなエネルギーを浪費すると、ポジティブなエネルギーを使う余裕がなくなります。
ポジティブなエネルギーが減ると、自分の魅力や才能も減ってしまいます。
魅力や才能はポジティブなエネルギーから出てくるからです。
つまりポジティブなエネルギーを浪費することは自分の運を落とすことにつながります。
逃げるが勝ち
では、どうすれば良いのでしょうか?
私の一番のおすすめは、嫌なことから逃げることです。
不平不満を並べて嫌なことを我慢するより自分のためになります。
自分の幸せを優先することです。
もし仕事が嫌だったら、辞めてしまえば良いのです。
もし人間関係が嫌だったら、その人とは離れてしまえば良いのです。
自分に合わない環境に無理して居続けることは、自分に対する暴力です。
もちろん、すべての場合に逃げることができるわけではありません。
生活のためというのを含め、いろいろな理由で逃げることはできないと判断する場合もあります。
そんなときはどうすれば良いのでしょうか?
心を決め笑顔を作る
おすすめは、心を決めて笑顔ではっきりと話すことです。
自分の頭で考え、嫌でも逃げられないと判断した場合はその嫌なことに立ち向かうと心に決めてください。
心を決めて笑顔ではっきりと話すというのは、自分に自信を持つことにつながります。
笑顔で話すことは、自分の心を明るくすることです。
笑顔は相手の敵対心を弱らせることができます。
コツは楽しもうとすること
嫌な仕事でも辞めるわけにはいかない、と自分で決めたなら、いかに嫌な仕事を楽しくするかを考えましょう。
というのも。嫌なことをしようとすると脳はしなければならない理由を作ろうとするからです。
人間は厄介なもので、一度嫌と判断したことをやろうとするにはそれなりの理由がなければ動けないのです。
当然頭はフル回転して次々と理由を作ります。
すると・・・
頭の中がいっぱいで目の前のことに集中できないのです。
それでは仕事も人間関係もうまくいくはずはありませんよね。
だから、楽しもうとすることが必要なのです。
嫌なことをしなければならない理由を探すより、楽しくしようとすることのほうがはるかに大切です。
今日例に挙げた方にはどうすれば少しでも楽しく仕事ができるか考えてもらうようにしました。
後日その方が見つけられた答えは、お客様を観察する、というものでした。
原始時代の遺伝子が多くの人にはまだ強く残っているという話から、お客様の言動に気を配るようにしてみたそうです。
すると、楽しそうにしている人がどれほど少ないか気づくことができたのだとか。
自分の選択で人生は変わる
嫌なことをしているとき、嫌な人と一緒の時、人は自分を守ろうと必死になります。
思考の対象は自分自身です。
その視点を少しずらしてやると、嫌なことの中にも楽しめる要素はあるし、嫌な人も自分を守ろうと必死になっているのに気づけます。
何か問題が起きた時、逃げるか立ち向かうかのどちらかしかありません。
でも、多くの人はどっちつかずになりがちです。
適当な理由をつけて自分を納得させるか、不平不満を並べて気晴らしをしようとするかのように。
逃げるのも立ち向かうのも少しの勇気が必要です。
どの道を選択するのも自由ですし、選択した道はその先につながっています。
何を選択するかでその先も決まります。
不平不満を並べて楽しい人はいません。
楽しくない選択をすると、その先も楽しくないことが待っています。
少しの勇気を出して。逃げるか立ち向かう道を選択してみましょう。
ちなみに例に挙げた方は、
楽しそうにしている人が意外に少ないことに気づき、自分だけじゃないんだと気楽になったそうです。
そして、笑顔ではっきりと話すことでお客様から声をかけられ会話も弾むようになり、進んで接客ができるようになったとのこと。
嫌な思いをしているときに笑顔になるのは負けた気がして気が乗らなかったそうですが、仕事を辞めるわけにはいかないので気持ちを切り替えるしかないと思ったと言われました。
次はどんな良いことが起きたのか、知らせがあるのが楽しみです。
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