真理はシンプル
私のお伝えしていることは私が天から教えてもらったこの世の真理です。
といっても素直に、そうなんだ、なんて思う人はいないでしょう。
自分の価値観に照らし合わせて本当かどうか確かめようとしたり、あっさり無視したり、何かと理屈を付けて反論を試みたりするはずです。
それこそが脳のクセであり、人間らしさだとも言えます。
正解を欲しがっている
この世のほとんどのものに正解も不正解もありません。
正解を欲しがるのは脳の自己保護という性質から生まれる脳のクセです。
生きる意味を欲しがるのも同じ脳のクセです。
批判を受けるのを覚悟で言うならば、幸せを求めるのも脳のクセです。
どうあがいても自己保護を中心とした脳で生きる意味など見つかりません。
同様に正解も、幸せも見つからないのです。
正解も、幸せも、生きる意味も、自分の価値観に沿ったことを信じようとすることが出来るだけです。
ただ、残念なことにほとんどの人は信じ切ることはできませんから、自分が信じようとした生きる意味など、何か問題が起きれば簡単に崩れ去ってしまうものです。
自己保護の方向と、宇宙の方向
自己保護の方向は単純明快、自分に得か損かだけです。
おまけに自分が一番ですから、自分に都合の良い時には信じられても、自分の都合に合わなくなれば一瞬にして信じるものを変えてしまいます。
お釈迦様が説かれた宇宙の真理も、いろいろな人の自己保護というフィルターを通すことで実に多くの宗派に分かれてしまっているのが良い例です。
対して宇宙の方向は『進化』です。
私たちも宇宙の一部ですから、何をしても何もしなくても、進化に引っ張られます。
言い換えれば、私たちの身に起きる全ての出来事は私たちの進化につながるということです。
なぜなら経験だけが進化を促す動機になるからです。
参考資料：『進化心理学入門』
与えたものが受けとるもの
この世のただひとつの方向は進化であり、進化を促すただひとつの法則が「与えたものが受けとるもの」です。
例えば、あなたが誰かに優しくしたり、笑顔を見せたりしたら、その人もあなたに優しくしたり、笑顔を返したりするでしょう。
これは、あなたのエネルギーがその人のエネルギーと共鳴して、同じ周波数に合わせることで起こる現象です。
逆に、あなたが誰かに怒ったり、不快な態度をとったりしたら、その人もあなたに怒ったり、不快な態度を返したりするでしょう。
これは、あなたのエネルギーがその人のエネルギーと反発して、違う周波数にずれることで起こる現象です。
つまり、与えたものが受け取るものというのは、エネルギーの相互作用の結果なのです。
宇宙にはこれらたったひとつの方向と、たったひとつの法則があるだけです。
実にシンプルですね。
この方向と法則が全てを動かしています。
私たちの背後で働く力
私たちの背後で働いているのは進化のエネルギーをはじめとする身に見えない力です。
例えば、私たちが恋に落ちるとき、それはただの偶然ではありません。
私たちの心は、自分に適したパートナーを見つけるために、身に見えない力に導かれています。
それは進化のエネルギーが、私たちの遺伝子を次世代に引き継ぐために働いているからです。
もう一つの例は、私たちが夢を見るときです。
夢はただの無意味な映像ではありません。
私たちの脳は、身に見えない力によって、一日の出来事や感情を整理したり、問題を解決したりするために夢を見ます。
それは進化のエネルギーが、私たちの生存や幸福を高めるために働いているからです。
このように、私たちの背後で働いている身に見えない力は、私たちの人生に大きな影響を与えています。
私たちはその力に感謝したり、その力と協力したりすることで、より豊かで幸せな人生を送ることができるのです。
毎日の生活では目の前の出来事に対処するだけでいっぱいでしょう。
とても自分の背後で働いている目に見えない力に思いを寄せる余裕はないと思います。
しかし、自分の背後で働いている力に目を向けることが幸せな人生を手に入れる方法です。
自分がどう生きれば進化のエネルギーと共鳴できるのかを少しでも考えることが視野を大きくします。
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