原始の本能が現代人を苦しめる理由と解決策

幸せになる新しい方法

現代人が抱える多くの悩みや苦しみの背景には、私たちの原始的な本能が深く関与しているという視点があります。

この本能は、進化の過程で生存を目的として獲得されたものですが、現代社会では逆に不要なストレスや不安を引き起こす原因になっています。

その理由と解決策を探り、より幸せで自由な人生を手に入れる方法をご紹介します。

原始の本能が苦しみを生む理由

**1. 生存本能の名残としての「危機感」**

進化の中で私たちの祖先は、捕食者から身を守り、資源を奪い合うために「危機感」を必要としていました。

この本能を担う脳の扁桃体は、ネガティブな刺激に素早く反応し、身を守る行動を促します。

しかし、現代社会では命の危険に直結するような状況は少なく、多くの場合、この危機感が不必要に作動しています。

例えば、上司の厳しい一言やSNSでの否定的なコメントが、本能的に「攻撃」として認識され、不安やストレスを生じさせているのです。

**2. 社会的比較から生まれる嫉妬や劣等感**

原始の本能は、群れの中での地位を重要視します。

進化心理学によれば、これは生存と繁殖に有利だったためです。

現代では、この本能が他者との比較を過剰に行わせ、成功者を見ると嫉妬を感じたり、劣等感にさいなまれる原因となっています。

これが現代の幸福感を損なう大きな要因です。

**3. 変化への恐怖と現状維持バイアス**

原始的な脳は「変化=危険」という方程式を持っています。

新しい環境や挑戦は未知のリスクを伴うため、本能的に避けようとする傾向があります。

この特性が、転職や独立といった人生の選択を躊躇させる理由の一つです。

ベンジャミンリベットの実験

ベンジャミン・リベットの実験は、人間の脳が意思決定をする際のプロセスを調べたもので、特に「自由意思」についての議論を引き起こしました。

彼の実験では、被験者に特定の動作を行うよう指示し、その動作を開始する前に脳のどの部分が活性化するかを調べました。

その結果、動作を実際に開始する前に、脳の特定の領域がすでに活動していることがわかったのです。

この活動は「準備電位」と呼ばれ、意識的な思考よりも先に、本能的に脳が動き始めていることを示しています。

つまり、リベットの実験は、人間の意思決定プロセスが意識的な思考よりも早く、本能的に始まることを示唆しているのです。

生き延びることを目的として進化した本能は、いまだに私たちに大きな影響を及ぼしています。

言い訳を始め、嫉妬も怒りも人より上に立ちたがることも、すべてこの本能が働いていることが原因になります。

私は人のほとんどの悩みや苦しみはこの本能の働きが原因だと思っています。

私たちの暮らしの進化に本能が追い付いてきていないのです。

苦しみを軽減する解決策

**1. 本能の仕組みを理解する**

まず、自分の反応が本能に根ざしていることを意識するだけでも、大きな気づきになります。

「なぜこんなに不安なのか?」と立ち止まることで、本能的な反応を冷静に見つめられるようになります。

心理学では意識することで反応を変えることが出来ると言われています。

あっ、これは本能の働きなんだ、と気づくことが思考を自分に取り戻すことにつながるのです。

認知行動療法のように、思考パターンを見直す練習も効果的です。

**2. 「楽しむ心構え」を持つ**

本能に引きずられず、自分の意志で行動を選ぶには、「楽しむ心構え」を持つことが重要です。

ポジティブな感情は、幸福ホルモンであるドーパミンやセロトニンを分泌させ、ネガティブな本能の反応を緩和します。

例えば、困難な状況でも「これをどう楽しめるか?」と考える視点を持つだけで、心の余裕が生まれます。

**3. 進化のエネルギーを活かす**

私たちの世界は、長期的にはより良い方向へ進化しています。

この進化のエネルギーを味方につけるためには、今の環境を受け入れることが重要です。

不平不満を抱えるのではなく、「今の環境が私に何を教えているか」を考える姿勢が、次のステップへの準備になります。

コンストラクタル理論というエイドリアン・ベジャン教授が提唱した理論では、自然界に見られる自己組織化現象を説明しています。

この理論によれば、あらゆるシステム(たとえば、河川や血管ネットワークなど)は、最小のエネルギーで最大の効率を追求するために進化してきたと考えられています。

この理論を使えば世界が進化するようにデザインされていることが理解できます。

たとえば、河川が最短経路を見つけて流れることや、植物が最適な形で枝を伸ばすことなどが挙げられます。

これらはすべて、エネルギーを効率的に利用するための進化の結果です。

コンストラクタル理論は、自然界がエネルギー効率を最大化するためにデザインされ、進化してきたことを示しています。

もちろん私たち人類も例外ではありません。

この理論によると、すべてのものはより良い状態、より自由な状態を求めて進んでいくのです。

人生を楽しもうとする心構えが、進んで進化することにつながります。

**4. 小さな成功体験を重ねる**

本能は「成功=安全」というシグナルに反応します。

小さな成功体験を意図的に作り、それを認識することで、本能に「安全だ」と伝えることができます。

例えば、日々のタスクを小分けにして達成感を味わう、少しずつ新しい挑戦をするなどの方法があります。

おわりに

私たちの悩みや苦しみの多くは、原始の本能が原因であることを理解してください。

この本能を理解し、楽しむ心構えを持つことで、これに振り回されることなく、自分自身の意志で行動を選ぶ力を育てることができます。

進化のエネルギーを味方にし、より自由で幸せな人生を築いていきましょう。

 

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