私たちが生き辛さやしんどさを感じるとき、 その原因は「出来事」ではなく、 原始脳=本能=無意識の働きにあります。
無意識脳は、生き延びることだけに特化した脳です。 そのため、安心や安定を求め、 変化や不確定を「危険」と判断します。
この働きに気づいていないと、 私たちは「幸せには条件が必要だ」と信じてしまいます。
しかし、本当の幸せは、 外の条件が揃うことではなく、 心が動じない状態に戻れること。
ここからその仕組みを、やさしく紐解いていきます。
こんにちは、みなさん。
今日は、原始人の心理が私たちをネガティブにしていることを証明してみたいと思います。
えっ、原始人?
そうです、私たちの祖先です。
彼らはどうやって生きていたか知っていますか?
猛獣などの危険な動物から逃げたり、食べ物を探したり、火をおこしたりしていました。
生きるためにネガティブが必要だった
彼らにとって、生きることは常に危機と戦うことでした。
だから、彼らは常に警戒心が強く、ネガティブなことに敏感でした。

それが生き残るために必要な心理だったのです。
例えば、原始時代に積極的、肯定的、楽観的といったポジティブだと猛獣に襲われたり毒を食べたり、高いところから落ちたり、あっという間に死を迎えていたでしょう。
では、私たちはどうでしょうか?
私たちは猛獣から逃げる必要はありません。
スーパーやレストランで食べ物を買えます。
電気やガスで火を使えます。
私たちは安全で快適な生活を送っています。
原始人の心理を引きずっている
しかし、私たちの脳にはまだ原始人の心理が残っています。
つまり、ネガティブなことに過剰反応してしまうのです。
例えば、上司から怒られたり、友達と喧嘩したり、試験に落ちたりしたとき、どう感じますか?
恐怖や怒りや悲しみなどのネガティブな感情が湧き上がりますよね。
それは、原始人の心理が作用しているからです。
危機的な状況にあると感じてしまうのです。
では、どうすればいいでしょうか?
原始人の心理の影響を変えることはできません。
しかし、私たちはそれに気づくことができます。
例えば、ネガティブな感情がわいてきたとき、それは本当に必要なものなのか考えてみるのもいいでしょう。
もしかしたら、それは過去の遺物であり、現実に合っていないかもしれません。
そう思うことで、私たちはネガティブな感情に振り回されることを防ぐことができます。
そして、ポジティブなことに目を向けることも大切です。
私たちは幸せなことや楽しいことや感謝すべきことに気づくことが苦手です。
それは、原始人の心理がポジティブなことに鈍感だったからです。
しかし、私たちは意識的にポジティブなことを探すことができます。
そうすることで、私たちは幸せな気持ちになることができます。
以上が、原始人の心理が私たちをネガティブにしていることを証明する話でした。
みなさんはどう思いましたか?
自分では気づいていなくても、私たちの思考の背後には原始人のネガティブな心理がひっそり隠れています。
しかも原始脳は私たちの大脳よりも早く働きを始めますので、思考に大きな影響を与えます。

もしかしたら、あなたのネガティブな思考の背後に原始人が隠れているのかも知れません(笑)
何かを変えなければ幸せになれないわけではありません。 外側の条件が揃うことで心が満たされるのではなく、 心が動じないとき、私たちはすでに満たされています。 無意識脳の働きを理解することは、 自分を変えることではなく、自分に戻ること。 ゆっくりでいい。急がなくていい。 ここから一緒に、心の中心へ戻っていきましょう。 → https://miloku.net/musishikino-jidouhanou
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